30分でオンプレからAWSへ移行【AWS Builders Online】
という思いをもってセッションに参加しました。
まず、Step1として、WordPressサーバーをOS含めて丸ごとAWSへ移行します。
次に、Step2として、DBをMySQLからAmazon Auroraへ移行するというデモです。
マイグレーションのデモの説明
オンプレ構成
- OS:Ubuntu 20.04
- DB:MySQL 8.0
- Webサーバ:Apache 2.4
- CMS:WordPress 5.9
- PHP:7.4
移行先 step1
- AWS Application Migration Serviceを使ってマイグレーション
- WordPressサーバ(EC2)
- OS含めてオンプレ構成をまるごと移行します。
移行先 step2(EC2内)
- DB:MySQL 8.0
- dumpファイルを作成
- Amazon Auroraへ移行
- WordPressサーバへのアクセスがあったらDBはAmazon Auroraへアクセスします。
マイグレーションのデモ内容
ここから先は動画だったので、講演中にメモを取った内容です。
移行前の環境確認
次の3点の環境を確認します。
- WordPressにアクセスできること
- SSHでOSにアクセスできること
- DNSサービスなどでDNSレコードを確認できること
移行準備
以降の準備として、次の3点を実施します。
- AWS Application Migration Serviceのセットアップ
- 移行元サーバにレプリケーションエージェントをインストール
- データレプリケーション実施
移行テスト
移行が意図通りになっているか、テスト用のEC2を作成して確認します。
- テスト用EC2インスタンスの作成
- 本番用とは別の、マイグレーション後の動作確認のためのテスト用のEC2です。
- 動作確認
移行実施(Step1)
まずは、WorkPress丸ごと移行するための手順です。
- 移行元のWordPressの停止
- 移行先EC2インスタンス(本番用)の生成
- テスト用で確認できているので、今度は本番用EC2を作成します。
- 固定パブリックIPアドレス(Elastic IP Address)の設定
- ファイアウォール(Security Group)の設定
- IPアドレス、ポートのIN用、OUT用の設定などです。
- DNSレコードの書き換え
- 動作確認
- 移行先のIPアドレスにアクセスしWordPressページの表示確認します。
- AWS Application Migration Serviceの終了
- 移行元サーバの停止
DB移行
- DB(Amazon Aurora Serverless v2)インスタンスの作成
- AuroraはMySQL、PostgreSQLと互換性があります。
- WordPressの停止
- DBアクセスが発生しないようにApacheを停止します。
- ローカルDBのdumpファイルの取得
- mysqldumpなどでwordpressのDBのdumpファイルを取得します。
- ローカルのMySQLサーバの停止します。
- DBインスタンスへのデータをインポート
- DBファイルの作成します。
- dumpファイルのインポートします。
- アプリケーションの書き換え
- DBの向き先の変更します。(MySQLではなくAuroraへ)
- 例えばwp-config.phpで必要な個所を変更します。
- 動作確認
- WordPressで新しい記事の投稿をして表示されていることを確認します。
まとめ
WordPressのサーバは、AWS Application Migration Serviceひとつ(+EC2)でオンプレミスからAWSへ移行出来ることが分かりました。
このブログもそうですが、CMSにWordPressを利用している人は多いと思うので、参考になるのではないでしょうか。
あと、Step2で移行したDBサービスのAmazon Auroraは結構良さそうだったので、もう少し調べてみようと思っています。
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